シミという虫をご存知ですか?
はじめてこの名前を知る方も多いかと思います。
家で本を開いた時にコソコソッと動いている、目でやっと見えるくらいの小さな虫に遭遇したことは、ありませんか?
そうなんです。その虫がシミという虫なのです。
この虫は、漢字では、紙魚(シミ)と書きます。
体全体が銀色の鱗で覆われていて、魚のようにクネクネと動きます。
実物は、目でかすかにやっと見えるくらいの虫です。
魚と漢字がつくとなんとなくお洒落な名前の虫というイメージを持ってしまいます。
でも、実際ネットで画像を見ると、私は個人的に虫が苦手なので、鳥肌が立つ気色悪い形態をしております。
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シミの生態、なぜ家に住み着く?
紙魚(シミ)は、本来落ち葉などのしたに住み腐食物を食べる森に住む虫でした。
しかしながら文明が発達するにつれて、いつの頃からか人間の住む家屋に住みつくようになってしまったのです。
それは、紙魚(シミ)が住みやすい好条件が整っているからです。
この虫は、本・壁紙・ダンボール等、紙類やでんぷん質の糊・小麦粉・パン粉が好物です。
また、湿度が高く暗い隙間の場所を好みます。
森の掃除屋さんだった虫が、森よりも繁殖条件が整っている人間の家屋に住みつき、いわゆる害虫と呼ばれるようになったのです。
シミはひとを刺したり噛んだりする?
この虫が、人や動物の肌を刺したり、あるいは噛んだりするのか?
また害虫と呼ばれている以上どんな被害を及ぼしているのかを調べてみました。
まず人や動物の肌を刺したり、噛んだりはせず毒は、持っていないということが分かりました。
病気の媒介原因は、ないので人や動物の体には、影響はないので、このことに関してひとまず安心です。
しかし、虫嫌いの方々にとっては、家の中で予期せず遭遇する存在。
精神的な被害を及ぼす害虫に変わりはありません。
このように害虫と呼ばれる被害として、人間に不快感を与える紙魚。
さらに、書籍や掛け軸、壁紙などを食害し、また、乾燥食品への異物混入として検出されることもあります。
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害虫シミ対策とは?
次に害虫紙魚(シミ)対策としてどのように取り組めばいいのかということについて。
それは、紙魚(シミ)にとって住みにくい環境を作る、私達の心がけ一つなのです。
これから説明をします。
① 家の中をマメに掃除することです。
・古い書物を溜め込まず、処分するか、古本屋さん(BookOff等)に引き取ってもらう。
・ダンボールを溜め込まず、処分する。
・いらない紙類は指定されたゴミ回収日に出す。
・着ない衣類は、処分するか、古着屋さんやリサイクルショップに引き取ってもらう。
・部屋の中の埃を掃除機やはたきで掃除。
② 台所の乾燥食品のチェックをする。
・賞味期限のチェック。
・異物が入らないようにタッパー容器にいれて保存する。
③ 家の中の風通しを良くする。湿気を防ぐ。
・押し入れや戸棚に除湿剤を置く。
・布団を干す
・クローゼットに入っている衣類をお天気の良い日に干す。
・部屋を閉め切ったままにしないで、窓を開けて、一日一回新鮮な空気を部屋に入れる。
・お風呂場等湿度の高くなる場所は、水気を取る。窓があれば開けて空気を入れる。
家の中を清潔に保つことにより、害虫紙魚(シミ)は、かなり激減してゆきます。
また駆除方法は、部屋の中をハーブの香りにしたら、紙魚(シミ)を見なくなったという声もありました。
紙魚(シミ)は、ハーブの香りが嫌いで、特にラベンダーの香りに効果があります。
紙魚(シミ)の通り道や狭い空間には、エアゾール殺虫剤や、屋根裏には、バルサンも効果があります。
でも、一時的な駆除に捉われるのではなく、日頃から家の中を清潔に心掛けることが、一番大切なことです。
そして駆除してゆくことが一番効果的な激減方法です。
これから高温多湿な夏を迎えます。
どうかお互いに爽やかでスッキリとした住まい環境を心掛けてゆきましょうね。
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