こちらの記事では、畳やトイレにいる銀色の虫 シミはどこから来る?
原因と対策についてご紹介していきます。
畳やトイレにいる銀色の虫シミとは?
トイレや畳のある部屋で銀色の虫を見た事がある方がいらっしゃるかもしれません。
体長4・1mmほどで、ダンゴムシを平たく伸ばし、触覚のようなものが頭とお尻に伸びた、銀色の虫です。
海の岩場なのでみかける、ゲジゲジ(フナムシ)に似ている見た目をしています。
出典:home.kendomo.net
この銀色の虫は、英語では「silverfish」、日本では「シミ(衣魚・紙魚)」と言う害虫です。
日本語の名前の由来は、本を食べたり、木綿やウールの服を食べることから「衣」「紙」が名前につきます。
「魚」が付くのは、まるで魚のウロコのような見た目と、魚がくねるようにして走る姿からと言われています。
動きが速く、暗いところが好きで、夜に活発になります。
そのため、夜の和室や薄暗いトイレで、サーッと走り去る姿がよく目撃されます。
昆虫にしては長生きで、寿命は7年~8年と言われ、厄介な虫です。
紙くずなども食するため、トイレットペーパーがあるトイレでも見かけるのですね。
放置していたら増えるばかりなので、見つけた時に駆除し、
家の中に定着させないための予防が欠かせません。
シミの生態
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暗いところが好きで、薄い身体をしているため、1mmほどの隙間をも通ることができます。
昼間は色々な隙間に潜んでいて、夜になると出て来て活発に活動します。
たいてい床上を歩き回り、壁などの垂直面を登る事は少ないです。
室内に住み、本や掛け軸、ふすま、和紙、壁紙、乾燥食品などを食害します。
動きがとても敏速で、暖かい時期に繁殖行動を行なうのですが、この間に何回も産卵します。
シミの卵は通常10日~2ヶ月程で孵化します。
ただ、卵からシミの成虫になるまで1年も要するため、
年間を通じて卵、幼虫、成虫と様々なステージのものが見られます。
寿命は7~8年で、なんと1年間なにも食べずに生き延びることができます。
そのため、家がシミにとって住みやすい環境にならないよう注意しなければ、
なかなか駆除することが難しい、厄介な虫なのです。
シミはどこから来る?原因は?
家でシミを見かけたら、なぜ発生してしまったのか?原因を探りたくなりますよね。
シミは1mmの隙間でも侵入してくるので、古い家では床下や天井裏から、
部屋に侵入してきたとも考えられます。
また、古い本や段ボールを実家から持って来たり、
古材を家の中にもって入ると、シミの卵や成虫が一緒についてくることもあります。
どこから来たかは一概に言えませんが、
普通に生活していても、侵入してくる可能性は十分にある虫なのです。
紙魚(シミ)の駆除対策
シミは本だな、押入れ、タンス、戸だな、台所、畳の裏、ふす間、
壁紙や湿っぽいところに潜伏しています。
対策としては、防湿して乾燥した状態に保つことがとても重要です。
また、食品くずなどもエサとなるため、
食品棚や、引出しの中など常に清潔にしておくことが発生を押させる重要なカギです。
押し入れの中などは、物を入れたままの状態にしがちなので要注意。
時折なかを整理して、ものを動かしたり、
中のものを虫干ししたりして、定期的に環境を変えることが効果的です。
来客がない時は、常にふすまや押入れの扉を、10センチほど開けておくのも良いでしょう。
絵画や書籍などを保管するときは、
防虫剤(ナフタリン、パラゾールなど)を使用しましょう。
洋服などには、防虫シート、畳の下には防ダニ用シートも有効です。
ゴキブリに似て、夜活動をするので、見つけたときは殺虫剤をスプレーすると簡単に駆除する事ができます。
くん煙剤を使用する場合は、隅々まで薬剤がいきわたるように、
棚や押し入り、引出しを解放した状態で、数時間部屋を密閉して行うのがよいでしょう。
最近では、香りに残らない、無煙タイプの燻煙剤も出ています。
ホウ酸団子も効果的です。
ふかしたジャガイモにホウ酸を混ぜてお皿の上にひろげて、
紙魚がでてきそうな押し入れの中に入れて放置しなす。
1、2日後にお皿の上のジャガイモをそのまま捨てます。
(中に紙魚が入ってるので、そのまま捨てましょう)
これを繰返し行うと紙魚の駆除が行えます。
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