害虫はどこにでもつくのですね。綺麗な花や実がつく「梅の木」にも害虫はつきます。そして、その害虫は家の中で育てる花とは違い、色んな種類の害虫が大量に発生するので注意が必要です。
梅の木は殆どの場合が山で育て、数も何十本とあります。家庭の庭で育てる場合もありますが、つく害虫は同じものと考えられます。その梅の木に発生する害虫とは、どんな害虫なのでしょうか?そして、駆除するにはどんなやり方があるのでしょうか?今回は、梅の木に発生する害虫の種類と駆除方法を紹介します。
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梅の木につくカイガラムシとは?
出典:http://www.jppa.or.jp/
梅の木につく害虫の多くは「カイガラムシ」です。カイガラムシは、非常に種類が多い虫で、全世界では、7300種類以上は存在するといわれています。
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カイガラムシは、口針を植物に突き刺し汁液を摂取します。その為、カイガラムシに汁液を吸い取られた植物は弱ってしまい、葉を枯らしたり実をつけなくなる恐れがあります。
寿命は約1年といわれていますが、一度発生してしまうと、次の年からも発生してしまうため、駆除しないで放置しておくと、何年後かには木や植物は枯れてしまいます。
5~6月が繁殖期なので、それまでには対策を練る必要があります。
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梅の木のカイガラムシ駆除方法
カイガラムシの駆除方法なのですが、成虫になってしまうと殻が邪魔をして薬剤が効きにくくなるので、多くの人は、カイガラムシの成虫を駆除する場合は、地道に手で取ります。
その方法は、本当に地道なやり方ですが紹介しますね。
デッキブラシや硬いカードなどを使い樹皮に傷がつかないように擦りおとします。この方法が一番確実なのですが、虫が苦手な人には無理がありますよね。
私も虫嫌いなのです、数が少ない場合はやりますが、大量に発生している場合は、考えただけで身の毛がよだってしまいます。
そんな虫嫌いの人の駆除方法は「カイガラムシ専用の殺虫剤」を何度も何度も噴射すると効果がでてきます(おすすめは浸透性タイプの殺虫剤です。)
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梅の木のカイガラムシ、駆除の時期は?
カイガラムシはの繁殖期は5月~6月なので、去年カイガラムシが発生した場合は幼虫になる前に対策をしたほうが良いでしょう。
梅の木の場合は実を収穫する場合もあるので、実と花の場合の駆除時期を紹介しますね。
梅の実の駆除時期は、梅の実を収穫した後すぐにカイガラムシ専用の薬剤を散布します。
梅の花だけの場合は、6月末までに、カイガラムシ専用(スプラサイド乳剤・アプロード水和剤)の薬剤を散布してください。
カイガラムシを来年も発生させないようにするには、この方法も実行してみてください。
冬に入って梅の木から葉が落ちたら(12月頃)マシン油乳剤を散布し、花が咲く前(1月~2月)に石灰流黄剤を散布します。
こうすることで、カイガラムシを壊滅することができるようなので、是非実行してみてください。
何回も薬剤を散布しなければいけませんが、あの気持が悪いカイガラムシを壊滅できるのですから、頑張ってみてくださいね
(薬剤を散布する場合は、周りの近所に迷惑がかからないように注意してくださいね)。
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