植物に寄生して樹液を吸い取り、花や木々、果樹などを弱らせる虫といえば「カイガラムシ」が有名です。家庭の観葉植物から外にある梅や柿などの果樹にまで被害をだしている代表的な害虫になります。
このカイガラムシは、成虫になると身体が殻に覆われるので駆除しにくいのが特徴です。したがって、駆除はなるべく卵や幼虫の時にするのが良いのですが、そんなに上手く見つかる場合も少ないし、知識もないので大量に繁殖してしまうケースが多いです。
今回は、カイガラムシの卵の画像を含め、駆除方法を紹介していきたいと思います。
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カイガラムシの卵の特徴や画像
出典:http://savegreen.up.n.seesaa.net/
これはカイガラムシの仲間のクワシロカイガラムシの「卵・幼虫・成虫」の画像です。ううぅ気持ちが悪い・・・。成虫も気持ち悪いですが、卵も幼虫も負けないくらい気持ちが悪いですね!
この気持の悪いカイガラムシは一年中いるのですが、春の5月~7月が繁殖期になるので、その前に家庭に持ち込んでしまうと、卵を産んで大量に繁殖してしまいます。
家で繁殖する場合は、風で飛んでくる場合や衣類についてきたり、飼っているイヌや猫についてきて家の植物に寄生し繁殖してしまう場合が考えられます。
カイガラムシはメスだけで卵を産む種類もいるので、一匹持ち込んだら繁殖する場合があるので注意しなければいけません。
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カイガラムシの駆除方法
出典:http://madonnablue1203.blog.fc2.com/
では、カイガラムシの駆除方法を紹介します。
カイガラムシの駆除なのですが、上記でもふれましたが、成虫になると薬剤での駆除方法は困難になってきます。したがって成虫のカイガラムシは一つ一つ手で取っていく方法になります。カイガラムシの種類にもよりますが、殆どの場合が殻に覆われていて身動きしないので、取るのは簡単です。
外の場合だとデッキブラシやヘラなどで擦り落とし、自宅の場合は使わなくなった歯ブラシやクレジットカード、ピンセットなどで取ります。
卵や幼虫の場合は、カイガラムシ専用の殺虫剤を使用すると効果大です。
しかし、カイガラムシは駆除しても、見落とした卵が孵化したりと何回も発生する場合があるので、予防対策も必要になってきます。
予防対策として駆除後に「アプロード水和剤」を散布し、12月頃に「マシン油乳剤」花が咲く前に「石灰硫黄剤」を散布すると発生を防げます(外の場合)
自宅に観葉植物の予防対策は、駆除後に薬剤「オルトラン」や「ベストガード」などを鉢に撒いておくと発生を防ぐことができます。
カイガラムシは、風通しの悪い場所・暗い・狭い・ホコりっぽい場所を好むので、繁殖させないためにも風通しの良い清潔な場所に移して予防対策を心がけましょう。
カイガラムシがつきやすい植物は?
カイガラムシの種類はなんと7,000種類以上確認できていて、植物ならどの植物でも寄生する特徴をもっています。
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⇒梅の木にカイガラムシ!画像や駆除方法
自宅にある観葉植物にもカイガラムシは発生してしまいますし、当然庭木や花にも寄生し、梅や柿などにも寄生するので観察して注意するしかありません。
目で確認したらすぐに駆除し、予防対策をして発生するのを防ぐしかありませんので、できるだけチェックしてカイガラムシを繁殖しないようにしましょう。