家庭でガーデニングや木々を植えている人なら一度は聞いたことのある名前ではないでしょうか。名前といっても害虫になるのですが「タマカイガラムシ」って知っていますか?
カイガラムシという害虫は、花や木などの植物に発生する害虫なのですが、タマカイガラムシは、主に「梅」に発生する害虫になります。
今回は「タマカイガラムシ」の生態や駆除方法を紹介していくので、タマカイガラムシに悩まされている人は参考にしてくださいね。
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タマカイガラムシとは?生態や画像
ではまずは「タマカイガラムシ」の画像を見てみましょう。
出典:http://mtakagi.image.coocan.jp/
き・・気持ちが悪いですよね・・・。私の家の庭にも木はあるのですが、この画像のようにタマカイガラムシが発生していたらと思うと、寒気がしてしまいます。
タマカイガラムシは、日本全国で発生する害虫で、体長はオスで約1.5mm・メスで4mm~5mmあります(メスのほうがかなり大きいようです)
メスが成虫になると、赤褐色に横長の暗褐色の紋があるのが、特徴です。(画像はメスのタマカイガラムシが群れている様子です。)
エサは、バラ科の梅の木に主に寄生し、他にもスモモやりんごなどにも寄生し、樹液を吸い取り生きています。
樹液を吸い取られた梅の木は、免疫がなくなり弱くなり、最悪枯れてしまう場合もあるので、大量に発生する前に駆除する必要があります。
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タマカイガラムシの駆除時期はいつ?
タマカイガラムシは一年中いますが、繁殖期は暖かくなる5月頃から7月ころまでです。
薬剤での駆除になる場合は、駆除時期も少し考えて散布するほうが良いですよね。
梅の木の場合は、観賞用の花ウメの場合と実を取る梅の場合があり、タマカイガラムシの駆除時期も少し変わってきます。
観賞用の花ウメの駆除時期は、そのウメの見頃の地域にもよりますが、5月~6月末までに「アプロード水和剤(カイガラムシ専用)」を散布するのがオススメです。
梅の実の駆除時期は、梅を収穫した後で「アプロード水和剤」を散布します。
タマカイガラムシは、一度発生してしまうと、毎年大量に発生するケースが多いので、予防対策をして発生させないようにしましょう。
12月頃に梅の葉が落ちたら「マシン油乳剤」を散布し、1月~2月の花が咲く前に「石灰硫黄合剤」を散布します。
どちらもホームセンターの園芸コーナーに売っていますが、画像をクリックすれば楽天の販売ページにリンクしてあります。
こうすることで、梅の木に発生する害虫のタマカイガラムシを壊滅することができます。
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タマカイガラムシの駆除方法
出典:http://www.jppa.or.jp/
タマカイガラムシもカイガラムシと同じで成虫に成長してしまうと、殻で体を覆ってしまうので、殺虫剤の効き目が殆どありません。したがって駆除するには、一つ一つ地道に取っていかなくてはいけません。
梅の木の場合は幹がシッカリしているので、硬い物を使います。(しかし、樹皮には傷がつかないように気をつけましょう)おすすめなのは、デッキブラシや使い古しのクレジットカードです。
しかし、あまりに大量に発生している場合は、最終手段として枝を切ってしまう方法が良いでしょう。
タマカイガラムシを駆除した後は、風通しがよくなるように剪定すると発生しにくくなります。風通しの悪い木々に集まる習性がありますので、定期的な剪定も大切です。
大切な庭木を、カイガラムシの被害から守ってあげましょう!