梅雨時期から夏場に多くみられる害虫の1つが「チャタテムシ」です。
この名前聞いたことありますか?あまり知られていないのですが私達人間にとっては厄介な害虫です。
今回はチャタテムシについて詳しく紹介します。
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チャタテムシの生態は?
まずはチャタテムシがどんな虫なのか説明していきます。
チャタテムシは「チャタテムシ目」に属する昆虫で、種類は野外と室内を合わせると世界で1700種ほどいると言われています。
チャタテムシは、薄茶色で体長は1~2mm程です。身体は比較的柔らかく野外で生息しているものは羽があり、屋内で生息しているものには羽がないのが特徴です。
家の中で見つかる場所は「お米」「開封したそうめん」などに群がっている場合とカビが発生しやすい湿気の多い場所で見られます。
理由は、チャタテムシは穀物やカビをエサにしているからです。
このようにチャタテムシは食害ともう1つ私達にも害を及ぼします。
それはチャタテムシが家に発生するとそれをエサにする「ツノダニ」が発生してしまうからです。
このツノダニは私達を刺します。刺されることでかゆみや赤みになってしまいます。
又ツノダニやチャタテムシの死骸を吸うことで肺炎になる場合もあります。
小さい体なのですが放置しておくと厄介な虫なのです。
チャタテムシ 対策
厄介なチャタテムシの対策方法を紹介します。
チャタテムシの対策は簡単にいえば好んでいる場所をなくすことです。
チャタテムシはカビが発生するホコリや湿気の多いところを好みます。
数字で示すと気温は25℃以上で湿度は60%以上の場所です。
そう考えると対策は気温と湿度を下げカビが発生しないようにすることが大切になってきます。
・部屋の換気をして湿度を下げます。
・ホコリなどが溜まらないようにマメに掃除をします。
・ダンボールや古い本は処分します。
・食べかけのそうめんは早めに食べるように心がけましょう。
・米には米専用の害虫よけが市販されているので、購入して米びつなどに入れましょう。
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チャタテムシ 駆除 殺虫剤、アルコール、防虫剤どれ?
もうすでに、チャタテムシの存在を確認した場合の駆除の仕方を紹介していきます。
チャタテムシは、とても弱い虫なので市販のアルコールや殺虫剤で簡単に死んでしまいます。
しかし、チャタテムシは一日に約2個卵を産むといわれているので、一匹見つけたということは、他にも大量に繁殖している可能性があります。
赤ちゃんや子供がいる家庭では全てのチャタテムシを駆除したいと思います。
そんな時は「燻煙タイプの殺虫剤」が効果的です。
このタイプの殺虫剤は、掃除も簡単で赤ちゃんにも無害だといわれる物が多く発売されています。
手の届かない畳の隙間やタンスの裏でも殺虫剤がいきわたるので効果は絶大です。
そして、完璧に根絶やししたい場合は、一週間後にもう一度燻煙タイプの殺虫剤を焚くことです。
そうする事でチャタテムシの幼虫や卵も駆除できます。
■まとめ
湿気の多い梅雨時期から害虫は増えるといわれています。
チャタテムシを見つけた場合は上記の駆除の仕方を参考にしてくださいね。
そして、日頃から窓を開け湿気を溜めない環境とマメな掃除でチャタテムシを発生させないように心がけましょう。
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