ウオジラミの発生原因と駆除方法!金魚を守る薬や対策とは?

ウオジラミ

最近アクアリウムが流行していることで、金魚が再び注目を浴びるようになってきました。しかし、飼育をしているとウオジラミ駆除に悩まされることが!ウオジラミの発生原因と薬を使った駆除方法を知ることで、大切な金魚を守ることができます。ここでは、ウオジラミの発生原因と駆除方法、また、金魚を守る薬や対策についてまとめました。

スポンサーリンク

ウオジラミの生態

出典:http://www.shopping-charm.jp

ウオジラミは、透明な体をしており、ところどころに黒い色素が点在しています。

体節は5節、最初の節に顎脚、残りの四節に遊泳用に適応した附属肢を持っています。

自由に游泳し、3~5日間は宿主を離れても死ぬことはありません。

産卵の際には、宿主を離れて水底の石の表面などに卵を産み付けます。

卵は殻が厚く、ゼラチン質なので付着しやすくなっています。

メスは4日おきに、10回ほど産卵します。

1回の産卵で、数十から数百、多いときには2,000もの卵が産まれます。

卵は2~4週で孵化し、孵化した幼生の大きさは0.7~1㎜ほどですが、外見的には成体に似ており、水槽からでも見えることがあります。

生育適温は15~30℃、水温が高いほど早く成長し、15~30日で成虫になります。

スポンサーリンク

ウオジラミに寄生された場合の症状

出典:http://blog.livedoor.jp/fit_1717

ウオジラミは別名「チョウ」ともいい、淡水魚の皮膚やヒレに寄生して、鋭い口器で血液を吸う寄生虫です。

オスは3.6㎜、メスは5.8㎜とオスより大きく、扁平な円盤状の体型をしています。

頭部の先端付近には2対の鈎、腹側には1対の大きな吸盤を持っており、それらが魚にしがみつくのに適した構造をしています。

ウオジラミが魚に寄生すると、5㎜程の大きさの白もしくは茶色の斑点が現れてきます。

ウオジラミに寄生されると、魚は血を吸われ、毒を注入されます。

魚が水槽内で砂利や水槽の壁などに体表を擦りつける動作が見られると、ウオジラミに寄生されている恐れがあります。

すぐに金魚が死ぬことはありませんが、寄生されたところが少し赤く腫れ、体力が低下して動きが鈍くなります。

また、体表に傷が付くため、ミズカビといった菌類が侵入しやすくなります。

ひどくなると、魚は衰弱死したり、大きなストレスのせいで死亡したりします。

ウオジラミの駆除対処法

ウオジラミは目に見えるほど寄生虫にしては大きなサイズですので、ピンセットなどで直接取り除くこともできます。

また、駆除専用の薬も販売されています。

有機リン系の殺虫剤「ディプテレックス」を使用すれば、薬を散布して12時間後には全滅させることができます。

一般的には「リフィッシュ」や「トロピカルN」などの薬品も知られていますが、ウオジラミの卵にはこれらの薬が効きません。

しかも水槽やフィルター内にもウオジラミは卵を産み付けてしまうので、卵まで完全に駆除するには、全機材を洗浄し、水槽をリセットする必要があるようです。

すべての卵が孵化するまで、継続して薬を添加し続ける方法もありますが、いずれにしても長い時間と根気が必要です。

できれば初めから寄生虫に寄生されないようであって欲しいですよね。

寄生虫が侵入してくる原因は、主に水草や生餌、新しい魚などを入れた時に一緒に付いてくるようです。

新しい金魚や水草を購入する時には、信頼できるお店で購入するなどして、寄生虫が侵入するリスクを減らしましょう。

コメントをどうぞ

ページの先頭へ