キャンプや山登りなどで草や木がある所へ行かれることがあると思います。その時に注意して欲しいのが虫です。特にムカデに刺されてしまうと、激しい痛みに襲われます。
またムカデは毒を持っており、放っておくと痒みや大きく腫れてしまいます。ムカデに刺されたことがある人が再び刺されてしまうと、アラフィナキーショックというアレルギー症状を起こす場合があり、最悪の場合は命に関わることもあります。
今回は、もしムカデに刺されてしまったらどうすればいいのか、痛みやかゆみの応急処置についてご紹介します。
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ムカデに刺されたら冷やす？温める？
虫に刺された場合、よく聞くのは「患部を冷やす」というものです。
冷やすと血行が悪くなり、毒が拡散するのを防ぐそうです。
しかし、ムカデの毒は冷やしてはいけません。
ムカデに刺された場合、冷やしてしまうと痛みが増してしまうことがあります。
ひどい場合だと、けいれんしてしまったり、気絶することもあるそうです。
また、絶対にやってはいけないのが「口で毒を吸い出す」というものです。
毒がある虫に刺されると、一刻も早く毒を出そうとして口で吸い出してしまう人もいるかと思います。
しかし、ムカデの毒は皮膚に塗り込まれていくようなイメージしてください。
その毒を口で吸ってしまうと口内から体内へ毒が入ってしまいます。
ですので、毒は絶対に口で吸い出さないでください。
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ムカデの虫刺され処置【温める方法】
では、ムカデに刺されたらどうすればいいのでしょうか。
まず、ムカデに刺されると皮膚に小さな2つの噛まれた跡が出来ます。
出典：http://img.yaplog.jp
近くにムカデを見ていなくても、こういう風に噛まれて激しい痛みや腫れが出てきたらムカデに刺されたと思っていいでしょう。
ムカデに刺されたら、まず43℃以上のお湯で洗い流してください。
家の庭などで噛まれた場合は、お風呂場へ行ってシャワーで流すと良いでしょう。
お湯で流しながら、患部をつまんで毒を押し出すようにしましょう。
このとき、お湯の温度は必ず43℃以上で火傷しない温度にしてください。
43℃以下のお湯だと、毒が活性化してしまい、悪化してしまいます。
また、お湯を流しながら石けんで洗うと効果的です。
ムカデの毒は酸素毒というもので熱に弱いです。
また、毒は酸性なので、アルカリ性の石けんを使う事によって、毒を中和することができます。
しかし、石けんでも「弱酸性」のものは中和できないので意味がありません。
弱酸性の石けんは使わず、シャンプーや固形石けんなどを使うといいでしょう。
毒が洗い流せたら、ステロイド系の軟膏を塗りましょう。
市販の軟膏でおすすめなのは「ムヒアルファEX」です。
こちらはムカデやクラゲ、ダニ、ノミ、毛虫にも効果があると言われているので、お家に1つあるといいですね。
我慢できない痒みにはよく効くので、常備薬として置いておきましょう。
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ムカデに刺されたら、病院は何科に行く？
ムカデに刺されて病院へ行く場合は、皮膚科や内科へ行きましょう。
冒頭に書いたアラフィナキーショックの症状が見られる場合は、自分で病院へ行こうとせず、救急車を呼ぶようにしましょう。
また、子供がムカデに刺された場合は、大人と同じようにお湯をかけるなどの処置をしてから、必ず病院へ行くようにしましょう。
