ムカデは見た目も気持ち悪く、苦手な人が多いですよね。黒くてウネウネ動いて足がいっぱいある虫、私は見ただけで発狂してしまうほど苦手です。しかも、ムカデには毒があり、刺されてしまったら大変なことになります。
今回は、ムカデに刺されても焦らないように、症状や薬、市販薬のオススメなどをご紹介します。
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ムカデに刺された!症状は?
出典:http://wadai107.com/
ムカデは、ちょっと触れてしまっただけでも防衛本能で噛みついてきます。普段はおとなしく、静かに移動する虫なので、気付かず触ってしまい噛まれてしまう時があります。
もしムカデに刺されてしまったら、どんな症状がでるのでしょうか。
ムカデには、上のあごに鋭い2本の牙のような針があります。この針の先端からセロトニンやヒスタミンなどの成分を含む毒が出るようになっています。
ムカデに噛まれると、この針を刺して毒を注入してくるため、鋭い痛みがあります。
噛まれると2つの小さく赤い噛みあとが出来ますので、これが腫れてきたり強い痛みがあるようでしたら、ムカデに噛まれた可能性が大きいです。
出典:http://img.yaplog.jp
蜂の毒に近い毒を持つムカデですが、蜂のように深く刺すのではなく浅く刺して毒を注入するようです。
ムカデの毒の成分のせいで、噛みつかれたあとは激しい痛みとともにしびれや赤く腫れ上がるという症状が出てきます。
腫れるのも大きく腫れる場合が多く、熱を持つほどの強い腫れがでる場合もあります。
また、アナフィラキシーショックというアレルギー症状が出ると命の危険があります。
吐き気、めまい、発熱、寒気、呼吸がしにくいなどの症状が出たら、すぐに救急車を呼びましょう。
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ムカデに刺された時の薬、市販薬おすすめ
ムカデに刺されたときは、すぐに応急処置をしましょう。熱いお湯で患部を洗い流しましょう。
その時のお湯の温度は、必ず43℃以上にしてください。お風呂よりも熱い温度ですね。
ムカデの毒は熱に弱いです。
お湯をシャワーで当て続けることによって、解毒することが出来ます。
間違って水をかけないようにしてください。
また、石けんを使いながらお湯をかけると、より効果があると言われています。
傷口をしっかり洗い流したら、ステロイド系の軟膏を塗るようにしましょう。
塗るときは患部だけでなく、患部周辺を広く塗るようにしましょう。
ムカデにはたくさんのあしがあります。
あしには爪があり、皮膚を広範囲に傷つけて毒を表面に塗り込んでいるのです。
そのため、傷口は小さくても広範囲に被害があるときがあるので、薬は傷口周辺に大きく塗っておくことが大切です。
痛み以外の症状が出たら迷わず病院へ行きましょう。
ムカデの毒は、蜂と同じように急にアレルギー症状が出る場合があります。
先ほど書いた吐き気や呼吸がしにくいなどの症状以外にも、何らかの体の異変がありましたら、すぐに病院へ行き診察してもらった方がよいでしょう。
応急処置の時、市販の軟膏でおすすめなのは「ムヒアルファEX」です。
とても優れた抗炎症効果があり、かゆみを抑えるジフェンヒドラミン塩酸塩も含まれているのでムカデに刺されたときは効果的です。
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薬を塗れば病院にはいかなくてよい?
今まで紹介したのはあくまで「応急処置」です。
毒を抜いて薬を塗れば終わりではなく、必ず病院へいって診察してもらいましょうね。