ムカデに刺されたら跡は残る？虫刺され画像アリ

みなさんは、ムカデはご存じですか？黒くてウネウネ動いて、足がたくさんある虫です。見るだけでもとても気持ち悪いですよね。このムカデは、物音を立てずに忍び寄ってきます。過って触ったりしてしまうと、ムカデは防衛本能で噛みついてきます。

ムカデは毒を持っていますので、噛まれると大変なことになります。今回はムカデに噛まれた時の症状や対処法について書いていきますね。

まず、ムカデに噛まれてしまったら、どんな症状がおきるのでしょうか。いろんなネットで見ていくと、「噛まれた」よりも「刺された」と表現している方が多いので、刺されたと書いていきますね。

まず、ムカデに刺されると個人差はありますが、激しい痛みがあります。針で刺されたような痛みで、だんだん痛みがひどくなっていきます。

そのあと、腫れてきます。こちらも個人差がありますが、大きく腫れる人がほとんどだと思います。

また、「アラフィナキーショック」というアレルギー症状はご存じでしょうか？よく、蜂に刺されたときに起こると言われていますが、ムカデでもあります。ムカデに刺されたのが1回目ではなく、2回以上刺されている場合に起きる症状です。この症状は命に関わることなので、注意が必要です。

1回刺されていると、異常な免疫や抗体反応が出てしまい、ショック状態が起こるものです。吐き気やめまい、呼吸がしづらいなどの症状が出たら、アラフィナキーショックの初期症状だと思われますので、すぐに救急車を呼ぶようにしましょう。

ムカデは触られるなどの刺激を受けると、噛みついて牙の先から「酸素毒」という毒を注入します。ムカデに刺されると、2つの小さな赤い点が残ります。ここから痛みや腫れが出てきます。

ムカデに刺されたとわかったら、まずは毒を外に出さないといけません。このとき、毒を早く出そうとして口で吸い出すことはしないでください。口で吸ってしまうと、口内から毒が体内へまわってしまいます。

ムカデのもつ「酸素毒」は熱に弱いとされています。
家の庭などで刺された場合は、お風呂場へ行ってシャワーで43℃以上のお湯を出し洗い流しましょう。
このとき、お湯の温度は必ず43℃以上にしてください。
43℃以下のぬるいお湯だと、逆に毒が活性化し、悪化してしまう可能性があります。

また、シャンプーなどの石けんを使って洗いながら流すと、中和効果があります。弱酸性の石けんだと意味がないので、使わないでくださいね。

十分に洗い流した後、ステロイド系の軟膏を塗りましょう。市販の薬でおすすめなのは、「ムヒアルファEX」です。強めのステロイド剤が入っており、ムカデに刺されたときは有効な薬です。

またこのムヒアルファEXは、ノミやダニ、クラゲに刺されたときの我慢できない激しい痒みを抑えてくれる成分も入っていますので、家に常備しておくといいでしょう。

先ほど紹介したのは「応急処置」ですので、すぐに病院へ行って診察を受けましょう。ムカデに刺されてから1週間もすれば痒みや腫れは引いてくるかと思いますが、刺された跡が消えるかはわかりません。

刺された跡を早く治すには、やはり病院へ行くのが一番良いと思います。皮膚科へ行って診察してもらい、医師の指示に従いましょう。