数年前からガーデニングが流行りだし、今では庭のある一軒家では、綺麗に花や木々を植えている家庭が多いですね。色んな種類の花や木々が綺麗に手入れされているので、見ているだけで目の保養になりますよね。
しかし、手入れしている家庭では結構お手入れは大変なのだそうです。特に花や木々につく害虫には、毎年苦労させられるようです。その害虫の中でも「カイガラムシ」に悩まされている人は多いです。
カイガラムシは、梅やみかんの木・多肉植物・ミモザやバラなどにも発生する害虫で、種類もとても多く駆除しても毎年のように繰り返し発生してしまうので、頭を抱えている人は多いようです。
今回は、一軒家で多く植えられている、ミモザやバラに発生する害虫「カイガラムシ」の種類や生態、駆除方法や効果のある薬剤を、紹介したいと思います。
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ミモザやバラにつくカイガラムシ、種類や生態は?
出典:http://blog.goo.ne.jp
家に植えているミモザやバラに1mm~10mmぐらいの小さい虫がついていたら、それは「カイガラムシ」の可能性が高いです。
カイガラムシは、アブラムシやカメムシなどと一緒で昆虫の仲間で、全世界では7,000種類以上、そして日本でも約4,000種類もいるようです。
それだけの種類のカイガラムシが、私達の身近の植物に発生していると思うと「ゾッ」としてしまいますよね。
出典:http://plaza.rakuten.co.jp/
花や木々が綺麗に色づき始める春なのですが、それと同じ時期の5月~7月がカイガラムシの繁殖期になるので、この時期は特に注意が必要になってきます。
カイガラムシは、口針で植物の栄養分を吸い取り生きているので、液を吸われた植物は枯れたり弱ったりしてしまいます。
植物が生えているところには普通に発生する害虫で、生息範囲も広いので、見つけた場合は大量に繁殖してしまう前に、駆除する必要があります。
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ミモザやバラのカイガラムシ駆除方法
出典:http://madonnablue1203.blog.fc2.com/
カイガラムシの駆除方法には2タイプのやり方があります。
カイガラムシは他の害虫と違い、成虫になると硬い殻に覆われてしまうので、殺虫剤などはあまり効果がないです。
殺虫剤で駆除する方法は、まだカイガラムシが幼虫の時に使います。
成虫になって駆除する場合のほとんどのやり方は「手作業」です。
バラなどの小さい花や木々には、歯ブラシが一番手作業しやすい道具になります。
ミモザの場合は、ヘラや硬いクレジットカードなどを利用して擦り落とす方法が良いです。
どうしても虫が苦手な人は、水道のホースで勢いよく水を当てればカイガラムシは落ちるというので、一度試してみてください。
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カイガラムシに効く薬剤や駆除時期は?
まだカイガラムシが幼虫の場合は、上記でも説明しましたが、殺虫剤がおすすめです。
時期的には5月~7月頃から幼虫が孵化し始めるのでこの時期に薬剤を散布すると効果があります。
薬剤はオルチネン・ベニカ・スミチオンなどがおすすめです。
カイガラムシの予防法として、12月~2月頃にマシン油乳剤・石灰硫黄合剤などを2回散布すると、カイガラムシは発生しにくくなります。