みんなと一緒に居るのになぜか自分だけ蚊に刺される!そんな蚊に刺されやすい人っていますよね。蚊に刺されやすい人にはいくつかの特徴があるようで、特に足の菌が原因であるとの研究が最近話題になっています。ここでは、蚊に刺されやすい人には足の菌が多いとの研究についてまとめ、蚊に刺されにくくするための対策をご紹介します。
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蚊に刺されやすい人の特徴とは?
蚊に刺されやすい人の特徴としてまず、体温が高いということが挙げられます。
蚊には温度を感知する機能があり、体温が高ければ高いほど蚊が寄ってきやすいと言われています。
男性や子供、赤ちゃんはよく蚊に刺されやすいと言いますが、それは体温が高いことが要因のようです。
また、汗に含まれる乳酸とアセトンは、蚊が大好きな臭いです。
汗が蒸発すると水蒸気になる際にこの臭いを発し、それを感知して蚊が寄ってくるため、汗をかきやすい人は蚊に刺されやすくなるのです。
臭いといえば、蚊にとって体臭も大好きな臭いです。
体臭が強い人には蚊が寄りやすいようです。
太っている方も要注意です。
太っている人は体温が高く汗をかきやすいので、蚊に刺されやすくなります。
また、吐き出す二酸化炭素量も多いので、太っている人は蚊のターゲットになりやすいのです。
子供や赤ちゃんが蚊のターゲットになりやすいのは、体温が高いだけが原因ではないようです。
というのも、肌が乾燥している人よりも肌が潤っている人の方が蚊に刺されやすいからです。
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蚊に刺されやすい人には足の裏に特徴が!
最近、蚊に刺されやすい人の特徴として足の裏の常在菌の数が関係しているとの研究が、話題になっています。
常在菌とは、菌とはいいつつも病原性を示さない細菌のことです。
むしろ健康な皮膚を保つために欠かせない菌で、人によって菌の種類も違います。
蚊に刺されやすいか刺されにくいかは足の裏の常在菌が関係しているとの研究を発表したのは、京都教育大学附属高校の田上大喜くんです。
研究を始めるきっかけは、蚊に刺されやすい妹を助けたいとの思いからだったそうです。
妹の何に反応して蚊が寄ってくるのかをいろいろな実験を通して調査したところ、妹が履いていた靴下に反応し、盛んに吸血活動を起こすことを発見しました。
さらに、妹の靴下以外にもいろいろな人の靴下を試した結果、刺されやすさと臭いの強さには関係性はないということも分かりました。
そこで、いろいろな人の足の裏の菌を培養してみると、刺されやすい人には足の裏に菌の種類が多いことが分かったのです。
蚊に刺されやすくなる原因は、足の常在菌の種類の多さであることを突き止めました。
専門家によると、人間が鼻で嗅ぎ分けられる、いわゆるニオイとは別に、一部の常在菌が出す化学物質やその割合が、蚊を興奮させ吸血活動を引き起こすのではないかと言われています。
研究結果から分かる対策方法
足の裏の常在菌が蚊を招いているならば、蚊に刺されないようにするためには足を除菌すればいいのでは?
実際に田上くんは、アルコールを湿らせたティッシュで妹の足首より下を拭き、消毒させたそうです。
すると、刺された数はなんと3分の1にまで減ったそうです!
ただ、効果が期待できるのは数時間で、人によって継続する時間も異なるようです。
しかし、蚊がいる場所へ出かける直前に足を消毒することで、蚊にさされにくくなる効果があることは間違いなく、今までの蚊対策が効果のなかった人にとってはうれしい報告ですね。