久しぶりにパスタを使おうと、しまってあった引き出しを開けてみたら…
茶色くて小さい虫がウヨウヨ！！
こんなことがあれば、それはジンサンシバンムシという虫かもしれません。
今回は、ジンサンシバンムシ 原因や駆除方法、幼虫や卵の画像について
ご紹介します。
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ジンサンシバンムシとは？
出典：https://ja.wikipedia.org
ジンサンシバンムシは、タバコシバンムシと並んで貯蔵食品害虫として知られるシバンムシの一種です。
世界中に広く分布し、日本国内にもほぼ全土に分布し、
大多数の家庭で発生して乾燥食品などありとあらゆる乾燥動・植物質を食害します。
漢字では人参死番虫と書き、「ジンサン」は漢方の生薬の朝鮮人参のことで、生薬の害虫であることからつけられました。
英名のDrugstore beetleも同様の由来です。
食品を食べるので、台所でよく見かける害虫のひとつです。
ジンサンシバンムシ タバコシバンムシとの違い
出典：http://www.mushi-taiji.com/
両者ともに茶色く、2mmほどのサイズです。
ぱっと見たところでは違いが解りませんが、じっくり見てみるとタバコシバンムシのほうが、より丸い形をしています。
ジンサンシバンムシのほうは体に縦方向のすじが見えます。
また、この2種は、被害の面でも異なります。
タバコシバンムシは畳を食害します。
ジンサンシバンムシは畳に被害は及ぼしません。
タバコシバンムシが食害しない木材や書籍を加害することがあります。
畳が根深い発生源とならないため、タバコシバンムシよりは防除も簡単です。
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ジンサンシバンムシは人を刺す？
ジンサンシバンムシは、タバコシバンムシと同様、
人を刺すことはありません。
ただタバコシバンムシのように、
シバンムシアリガタバチがジンサンシバンムシの幼虫に寄生します。
出典：YouTube
そのため、シバンムシアリガタバチによって刺される二次被害を引き起こすことがあります。
特にシバンムシアリガタバチのメスに刺されると腫れや痛みを伴い、痒みが続きます。
なおるまで１０日以上かかることがあります。
ジンサンシバンムシの発生源
ジンサンシバンムシと、タバコシバンムシの食性は、とても似ています。
両者ともに雑食性で、あらゆる乾燥した動・植物質を食べます。
小麦粉、米粉、トウモロコシ粉などの粉類や
ビスケット、クッキー、チョコレートといったようなお菓子類。
うどん、ソーメン、スパゲティなどの乾燥麺類。
唐辛子、コショウなどの香辛料も害し、
昆虫の死骸やドライフラワー、皮革などからも発生します。
ジンサンシバンムシの駆除方法
出典：http://moognyk.hateblo.jp/
タバコシバンムシと同様、発生が疑われた場合には、まず発生源を見つけましょう。
発生源としては、乾燥食品からの発生が多くなっており、発生した食品の包装紙などに1㎜程度の穴が開けられています。
誤ってシバンムシを食べてしまっても、体に害はありませんが、現在虫が寄生している食品は捨てましょう。
発生源が特定されたら、掃除機などで清掃し、
掃除機が困難な場合は他の製品から隔離し処分してください。
殺虫剤の使用が可能であれば、スプレー剤やくん煙剤などが効果的です。
発生を予防するためには、食品類は必ず密閉容器にて保管し
定期的に食品くずを清掃することをおすすめします。
保管する容器は紙袋やビニール袋でさえも簡単に穴を開けられてしまうので
密閉できる瓶などに保管しましょう。
また、侵入源となる窓や換気口には防虫網を設置したり、性フェロモンを利用したフェロモントラップを購入し
発生を監視するモニタリングとして用いることもできます。
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[…] ※ただし、本に細長いトンネルのような穴を開ける虫はシバンムシ（死番虫）という別の虫です。 ⇒ジンサンシバンムシ 原因や駆除方法、幼虫や卵の画像について […]